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FX初心者のための基礎知識 移動平均線とは何?
移動平均線とは?
ある一定期間の価格(よく使われるのは”終値”)の平均値を結んだものです。
現在のトレンドを一目で判断できる有効なテクニカル指標です。
使い方はいろいろありますが、王道としては移動平均線が上向きなら上昇トレンド、
下向きなら下降トレンドなどと判断することができます。
移動平均線の種類 SMA?EMA?
移動平均線にはいろいろな種類があります。よく使われているものは2種類あります。
- 単純移動平均線
- 指数移動平均線
単純移動平均線(SMA)とは
名前の通り、過去のレートを単純に平均化しつないでいる線のことをいいます。
指数移動平均線(EMA)とは
過去の値動きを考慮し、直近のデータにより比重を置いて算出しつないている線のことをいいます。直近のデータに比重を置くことで、早めに変化点に気が付くことができます。私は短期トレード専門なので、SMAではなくEMAを使用しています。
実際に指数移動平均線(EMA)をチャートに入れてみます
指数移動平均線(ENA)のパラメーターは20、75、200

チャートはMT4も使用できて、スプレッドも狭く、私のような短期トレーダーに使いやすいJFXさんのMT4を使用しています。
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パラメーターはいろいろありますが、私は20,75,200を使用しています。特に20は押し目買い、戻り売りのタイミングにとても機能するのでお気に入りです。
指数移動平均線(EMA)の短期線(20)、中期線(75)、長期線(200)
移動平均線はよく短期線、中期線、長期線に分類されます。
期間の日数に特に決まりはありませんが、私の場合は短期線(20)、中期線(75)、長期線(200)を使用しています。
短い短期線はよりロウソク足の動きにより近い線を描き、期間が長い長期線はロウソク足の動きより緩やかなグラフになります。
短期線はトレンドの反転に素早く反応してくれる半面、小さな値動きにも反応してしまうため間違ったサインになることもあります。長期線は、トレンド転換の信頼性は高くなりますが、少し遅れてサインがでるためトレンドにのり遅れてしまう懸念があります。
よって3の移動平均線を上手に組み合わせて全体の流れを判断することが必要になります。
指数移動平均線(EMA)のゴールデンクロス、デッドクロスは大まかなトレンドの判断に使用できる
具体的な使い方はいろいろあるのですが、FX初心者はまずゴールデンクロス、デッドクロスの考え方を覚えましょう。
指数移動平均線(ENA)のゴールデンクロスとは

ゴールデンクロスとは、短期足(20)が中期足(75)を上抜けることを言います。これにより上昇トレンドがはじまったと判断することもできます。
指数移動平均線(ENA)のデッドクロスとは

ゴールデンクロスとは、短期足(20)が中期足(75)を下抜けることを言います。これにより下落トレンドがはじまったと判断することもできます。
移動平均線(SMA or EMA)は様々な使い方がある
今回紹介したのはとても基本的な使い方になります。実際のトレードには、移動平均線のクロスだけではなく、移動平均線の傾きにフォーカスしたり、移動平均線の上/下で判断したりと様々な使い方があります。まずはチャート上に表示して使い方に慣れましょう。
中級者向け マルチタイム移動平均線(SMA or EMA)をこなす
移動平均線をうまくトレードに使用できるようになると、使いたくなるのがマルチタイム移動平均線。短期足のチャートに長期足のSMAやEMAを表示することができるので、ひとつのチャートで様々な時間の移動平均線の位置、傾きなどを知ることができてとても便利です。
マルチタイム移動平均線のインストールについてはこちらの記事を参考にしてください。
